格局まとめ
格局は命式がどんな『枠』で組まれているかを示し、生まれ持った器の形と大きさを表します。子平真詮は「用神は専ら月令に求む」とし、月支の蔵干が天干に透出することを基準に格を定めます。
格が清く明確で、その格を護り完成させる字(相神)が揃えば成格、壊れれば敗格と見ます。
1. 正格 — 月令基準の八格
最も基本となる格で、月支から透出した十神により分かれます。
| 格局 | 中心十神 | 性向(現代的解釈) |
|---|---|---|
| 正官格 | 正官 | 端正・責任・名誉。組織・公職で安定的に成長 |
| 偏官(七殺)格 | 偏官 | 決断・推進・競争。圧力の大きい場で突破 |
| 正財格 | 正財 | 誠実・実利。着実に実りを積む |
| 偏財格 | 偏財 | スケール・活動性・冒険。大きな舞台へ |
| 食神格 | 食神 | 温和な表現・生産。才能を着実に発揮 |
| 傷官格 | 傷官 | 才気・創意・表現。際立つ才、規律と摩擦に注意 |
| 正印格 | 正印 | 学問・内面・貴人。深みと人徳 |
| 偏印格 | 偏印 | 独創・専門・直観。独自の視点 |
| 建祿・羊刃格 | 比劫 | 自立・主体・強い力。自ら道を切り開く |
2. 特殊格 — 従格
日干が極めて弱いか特定の五行が圧倒的な時、大勢に逆らわず従う格です。
- 従旺・従強格 — 強い気にそのまま従う。集中・推進。
- 従児格 — 食傷に従う。生まれ持った才能の自然な発散。
- 従財格 — 財星に従う。現実感覚・財物志向。
- 従殺格 — 官星に従う。大きな流れに乗り大きく成す。
3. 化格 — 天干合の変化
日干が天干合を成し別の五行へ化す特殊構造です。甲己化土・乙庚化金などのように、強さと柔らかさが争わず一つに溶け合う調和の格です。
4. 格局を読む順序
1. 月令(月支)を確認 → 蔵干の透出で格を判定
2. 格を完成・護る字(相神)があるか → 成格/敗格
3. 格に合う用神を設定 → 喜神・忌神を判別
4. 大運で格が活きる時期を読む
格局が『器の形』なら、用神はその器を満たす『鍵』です。
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本稿は理論の概要です。自分の四柱推命分析で自分の格局と用神を確認してみてください。