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支蔵干(しぞうかん)を理解する

地支の中に隠された天干、支蔵干の概念と役割を説明します。余気、中気、正気の違いと格局判断における重要性を学びます。

四柱工房·2025-01-20


支蔵干(しぞうかん)を理解する

支蔵干(しぞうかん)とは地支(ちし)の中に隠れている天干(てんかん)を指します。表面に見える天干四文字以外に、地支の中にも天干の気が潜んでいるのです。

なぜ支蔵干が重要なのか?

命式原局で表に現れている天干は四文字だけですが、支蔵干まで含めるとはるかに多くの情報を読み取ることができます。特に格局(かっきょく)判断において支蔵干は核心的な役割を果たします。月支(げっし)の支蔵干の中で正気(せいき)を基準に格局を定めるのが基本原則です。

余気・中気・正気

各地支には最小1個から最大3個の天干が隠れています。

  • 余気(よき):前の季節から残った気。力が最も弱いです。

  • 中気(ちゅうき):中間の気。余気と正気の間の過渡期的役割をします。

  • 正気(せいき):該当地支の本来の気。最も強く代表的な気です。


十二地支の支蔵干


地支余気中気正気













子(ね)癸(みずのと)
丑(うし)癸(みずのと)辛(かのと)己(つちのと)
寅(とら)戊(つちのえ)丙(ひのえ)甲(きのえ)
卯(う)乙(きのと)
辰(たつ)乙(きのと)癸(みずのと)戊(つちのえ)
巳(み)戊(つちのえ)庚(かのえ)丙(ひのえ)
午(うま)己(つちのと)丁(ひのと)
未(ひつじ)丁(ひのと)乙(きのと)己(つちのと)
申(さる)戊(つちのえ)壬(みずのえ)庚(かのえ)
酉(とり)辛(かのと)
戌(いぬ)辛(かのと)丁(ひのと)戊(つちのえ)
亥(い)甲(きのえ)壬(みずのえ)

支蔵干と格局判断

格局を定める際、月支の正気が日干とどのような十神関係かをまず見ます。例えば日干が甲木(きのえ)で月支が酉金(とり)なら、酉の正気は辛金(かのと)で、甲木にとって辛金は正官(せいかん)なので正官格となります。

正気が天干に透出(とうしゅつ)しなければ、中気や余気の中で透出したものを基準にすることもあります。

支蔵干と通根

天干が力を持つには地支に根(ね)がなければなりません。これを通根(つうこん)といい、支蔵干に同じ五行があれば通根したと見ます。通根した天干は実質的な力を持ち、通根していない天干は虚弱です。

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支蔵干は四柱の表面だけを見ては分からない隠れた構造を把握する鍵です。自分の命式で支蔵干がどのように作用するか気になる方は[四柱分析](/saju)で確認してみてください。